「無為にして化す」
荘子の言葉に「無為にして化す」とあります。自然の流れに任せることで、物事は円滑に進むという教えです。
仕事に就いて、六十余年、仕事も子育ても「急げ、間に合わせろ」と走り続けてきました。電車もバスも、乗り遅れぬように駆け足。仕事も予定より早く終えることが美徳とチャレンジしてきました。また、「若いうちに○○しなければ」「今のうちに△△を経験しておきたい」、「今すぐ謝らないと、関係が壊れてしまう」といった心理的・比喩的なところもありました。 今年に入り右足指を怪我してしまい、それを左側の足でカバーし過ぎていたものか、変形性膝関節炎を抱えるようになりました。 歩くことすらままならぬ日々を経て、以前のように動けないもどかしさから、気力が少し落ちていました。整形外科医の指示に従い、筋肉補強に務めた結果、今は走ることはを控えていますが歩くことは90%程度まで回復しました。仕事も事務の女性の管理宜しく、無理なく時間内に終えるようになりました。 ⇒足の痛みが教えてくれたのは、「急がずとも、事は成る」ということ。荘子の言葉に「無為にして化す」とあります。自然の流れに任せることで、物事は円滑に進むという教えです。これまでも、怪我は度々経験していますが、膝の不調は私に「慌てずとも、人生は回る」と気づかせてくれました。今は、静かに取り組み、時間を味わう毎日。速さよりも、深さを大切にする暮らしへと、人生・仕事の舵を切り替えています。

