一果腐りて万果損ず

一果腐りて万果損ず

 一個の果物が腐ると、それが原因でほかの多くの果物も損なわれるの意から、ちょっとした悪がほかに大きな影響を与えることのたとえ。悪が悪を生み、やがて大きな悪に成長することを説き、悪に対して各人の注意を促したことわざ。
 悪については、「悪、小なるを以モッて之コレを為ナすことなかれ」(どんな小さなことでも、悪いと思ったことはしてはならない)といったことばもあり、同様に小事といえども見すごしにできないことが説かれています。

年末に向かい、多くの皆さんが大変危機感を抱いて折られるのではないかと感じています。
 それは政治において最も大切にすべき政治倫理についてのことです。
 政治家が最も大切にすべきことは国民のために行動し、政治家としてのプライドを失わないことであるのに、政権の私物化が顕著にあらわれた結果取り返しのつかない事態に進んでいることです。
民主党の新政権の発足時は、それまであの自民党でさえ、ある程度協議を尽くしていた案件を、例えば子供手当や郵政民営化見直し法案を数の論理で強行採決に走ってきた。
 その報いもあるし、又 鳩山無能総理 の支離滅裂な発言と「蛙の面に小便」の厚顔無恥な振る舞い・・・カエルに失礼かも知れない・・・により、中国やロシアから国家の安全を脅かされ、更には領土の侵蝕までされている。
 沖縄の基地を日本の他の地域のどこにもって行くにしても、大反対が起きるだろうし、“国外に持っていけ” と突きつけられたら、米国が馬鹿らしくて、命を懸けて日本を守ろうという意識が希薄になるのは自明の理である。
 この普天間の問題では、これまで新聞などの政治ジャーナリストは、ただ批判するだけでそれならどうするのかということについては述べない。
 政治初心者の民主党から疎まれるのと、購読者の減るのを恐れて書こうとしないのだろう。
 今になって、ようやく米国の傘のもとで、安全が保たれているようなことを打ち出してきているが、それが世論をリードする立場の者の振る舞いだろうか。

 こんなことは決して許されてはならない。
 このような倫理喪失こそ大問題と思われ、腐った考え方のものが集まり、国家を語るときに腐ったリンゴはその隣のリンゴを腐らせ、最後にはリンゴ箱全体を腐らせることになる。
 これを異常と感じていない日本の政界と政治ジャーナリストに対しては、どうかしている。
  正気に戻って!と言い猛省を切実に促したい。

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